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    4.

    宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より




    「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼(や)いてもかまわない。」
    「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙(なみだ)がうかんでいました。
    「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」ジョバンニが云いました。
    「僕わからない。」カムパネルラがぼんやり云いました。
    「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新らしい力が湧(わ)くようにふうと息をしながら云いました。
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