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    Annoying pests!

    ただ在る筈もない、僅かな希望だけに縋って。
    そうして生きながらえているのです。



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    「君にはわからないでしょうね」
    堪えられず、つい言葉にしてしまった。
    これだけでも言うつもりなどなかったのに。
    最早、私がこの台詞を言いたかったのではなく、この台詞自身が日の目を見たがったのだろう。
    さらりと口をついて出ていた。

    何が、と訊き返されないであろうことは判っていた。
    仮に訊き返されたとしても、言うつもりなどない。
    そして台詞が出たがろうとも、もう協力などしてやらない。
    これを言うのは、とても虚しいもの。

    私はテーブルから空のグラスを取る。
    真っすぐ円柱のような形をしたものではなく、花でも模しているのか、口が広がっているものだった。
    円錐の模型を高さ3分の2のところで切ってやって逆さにしてみたような形で、デザインは実にシンプル。
    対して脳裏には、メガホンのイメージが描けた。
    こっちは中身が詰まっているから、何にも入れられやしないのに。
    あっちは空洞だというのに、底がないから、やっぱり何も入れられやしない。
    このグラスのように、中が空洞で、かつ底が無いことにはね。

    「こうして生きているとね、何か私、死んだ方が良いんじゃないかしら?って思うの。」

    王様の耳はロバの耳よろしく、私は小声でつぶやいた。
    他の誰かに聞こえないように。
    たとえ私が、人間失格でも、黒いひつじでも、白い粉を被ってふわふわとしていなければならないのだから。

    ああ、あなたとずっと一緒に居られたなら、私でも白いひつじになれたのかしら。
    ふわふわ、ふわふわ。
    あなたの隣でまどろむのは大好き。
    でもこの場所は違う。
    あなたはここには居ないし、目の前にいるのも君だ。

    白い粉をかけて、笑顔になって。
    さて、目の前の珈琲を優雅に飲んで、美味しいと微笑まなくては。
    私は左手で、カップを持ち上げた。

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    ハードカバーの本(小説)を実質1日で読んでいるということが、今日わかりました。
    それくらいの速度でMATLABの資料とかも読めたらなぁ。
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    佐藤 朱加

    Author:佐藤 朱加
    http://asaiiro.blog.shinobi.jp/
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    4月になったらで、mixi の自動巡回スクリプト止めますね。

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