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    月の明かりで全然暗くはなかった。
    寧ろ明るいといってもさし障りはないくらい。

    薄紗のストールを頭から被せた彼女は、まま綺麗で、とても狂っているようには見えない。
    人狼みたいに分かりやすく姿かたちまで変わってしまえばいいのに。
    欲目で言えば、聖女のようだった。
    ここが教会だったなら、祈りを捧げているように見えたと思う。
    事実彼女は敬遠な性格をしていたから。

    ステンドグラスを通した明かりは、色とりどりで、綺麗で。
    今いる場所がひどく場違いに思えた。

    そしてふと、彼女がこちらを振り返った。
    さっきまで月の光を浴びるように緩やかに上げていた腕を片手だけ下ろし、もう一方を私の方へ差し出す。
    ふわりと彼女は微笑んだ。
    作りつけたような笑みではなく、幸せを感じた人間がふと溢すような微笑み。
    目に見えるものだけが真実なら、どんなにかよかったのだろう。
    それとも、目に見えるものの方が残酷なのだろうか?

    あぁ、やっぱり狂っているようにはとても見えない。
    けれど間違いなく、狂っているんだ。






    こうして、嘘や欺瞞を重ねて、いったいどこまで私たちは行くのでしょうね?









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    佐藤 朱加

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