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    べべーん。

    Missing 読了したけれど…うーん、これは書くことが少ないなぁ、、、
    というか、好きなところとか、たくさんあるのだけれど、
    この本って、もうこの本こそが出版禁止されてもいいのじゃないかなって思うわ。
    まあ、「奈良梨取考」とか大迫氏の著書よりはマシかもだけれど。

    というのも、レーベルが電撃文庫じゃない?
    つまりはティーンズ文庫じゃない?
    10代の少年少女の読み物として、適当でないよね、っていう。

    一人暮らしし始めて、書架を一度検めたとき、一人住まいでこれは読めないわ。でも捨てられない。と思ったものだけど、
    10代の頃に読んだときより、怖くないです、まったくもって。
    全然怖くない。
    いや、学生だったらまだやっぱり少し怖さが影響するのだけど、
    アプリの「一夜怪談」で明日が平日の社会人を幽霊ごときで大学生が呼びつけるな、みたいなことを萩原さん?だっけ?
    が言っていたけれど、ほんとそれ。

    怪談染みて怖い点に関しては、そんなものより人間の方が怖い。
    本能的に生物は暗闇を怖がるものだろうけれど、やっぱり幽霊やお化け、心霊現象の類が怖いのって、理解できなくて見えなくて、自分とは異質のものだからでしょう?
    それで言うと、「幽霊」や「怪奇現象」同然に怖いのが「人間」やら「記憶」やらってお話で。
    だからね、学校という一種の閉鎖空間もそれはそれで怖い話として描くのは良い題材だと思うけれど、
    会社の方がもっともっと怖いって。


    で、オカルト染みた点については、10代の頃とか、変に傾倒しそうじゃない?
    霊感とかと然り。
    それがなまじ丁寧に書かれているものだから、真似とかしちゃいそうだし、心配。
    まあ、携帯電話でアンテナを伸ばすという描写を読んで、イメージできるのかしらないけれど。
    亜紀ちゃんの家にFAXがある点で驚きだけど。
    今、家族と一緒に住んでいるおうちで、どの程度FAXがあるのか、普及率も知らないけど。

    いや、初めて持った携帯電話とか…アンテナ伸ばしたものだわ、そういえば、ええ。
    今はそんな皆同時に着信するとかじゃなくても、ビッグデータで神様降ろせそうなのだけど。
    クラウドで対応できそうなのだけど。
    分散処理っていう、ね、ほら、分野もあるじゃないですか。
    やっぱり今の10代には理解できないところとかもありそう。

    まあ、途中までしか読んでないし、持ってもないけれど、「断章のグリム」はまだマシなのかな。
    確かに、著者さんの言うとおり、あちらの方がスプーン一杯のグロテスクを足したのかなぁ。
    まあ、Missingはメルヘンです、確かに。
    グリム童話題材なのは良かったのに、何かあっちはグロテスクの足し方というか、
    分量というか……料理で言うと、調味料を足すタイミング?が外れてしまった感。
    あと主人公に魅力が感じられない、なんだか。


    とりあえず、Missingについて。
    まあ、オカルトとかは中学生の特権として。
    ホラー的な要素としては高校生辺りが怖がってくれるとして。
    なんかね、こう……倫理的な観点?
    道徳の授業で教わったことが損失される気がしますよ、あれ読むと。
    大切な誰かを守りましょう、とか主人公の成長譚としては確かに合致しそうだけれど。
    他人の意志を尊重しましょう。とか、俊也が空目に対しては全力で尊重しちゃったけど。

    あー、でも亜紀ちゃんがどうしても可愛そうで愛おしい。
    共感してしまうと只管に辛い。
    理性たるものはね、厄介ですよ、ほんともう。
    高校生であれだけの確固たる理性ってね、たいへんだと思ふ。

    見送るシーンとか暴走しちゃうシーンも愛おしいけれど、
    理性が一番揺らいでしまうようなみちるとの会話のシーンが、亜紀ちゃん…!ってなるよ///


    あと主人公は蚊帳の外。結局、外。
    まあ、稜子守ろうとしたところだけは褒める。
    それだけは褒める。
    でも、無知は罪。

    稜子ちゃんは、辛い。というか、高校生でそれだと、そのまま高校卒業して就職とかだと尚辛い。
    共感し過ぎるのは厄介だし、社会に出るともう精神病む。あんな本読まなくたって、頸括りたくなるさ。
    あと、ひょっとして天涯孤独じゃない?
    あ、両親代わりの叔父叔母は生きているのかな。
    でも姉二人の死も、文芸部の人々や出来事も、共感するだけで絶望できるし。
    むしろロンパの絶望シスターズに分けてあげて、その素質。


    あとはー、シェーファーフントくん。
    まあ、いいや。

    あやめ。
    彼女はね、一番の幸せものですよ、結果としては。
    人間としての身体があろうとなかろうと、とりあえず人間らしく、真っ当に幸せになったね。
    その分、亜紀ちゃんは…(エンドレス

    空目がね、もっとすっぱり死ねばいいんよ。

    弟が云々とか、母親が云々とか、まあどうでもいいから。
    生きる意味がないし、隠し神になれれば思考することができるから、死なないでいたの?
    どっちにしても同じ結果だろう、って言ってやりたい。
    だからとっととすっぱり死ねばよかったのに。


    魔女はまあ、魔女ですね。
    あれはファンタジーですね。
    彼女は絶対に人間としては存在しえませんね。
    学校にもそぐわない。

    まあ、好きだけど。夜闇の魔人さんとの組み合わせとか、結構多分に好きだけど。
    あと、あやめの詩はとりあえず、好き。
    そこだけ切り取って読めばいいと思う。

    そうでなければ、自我とか、倫理観とか養ってから、ちゃんと読んだ方がいいよ、あのシリーズは。
    ティーンズ文庫じゃないよ、ほんとに。
    生死とか人間とか思想とか宗教とか、そういうのに影響されやすい人が読んだらだめね、絶対。

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